第9章 公開したあと
この章が終わると
公開したページを自分で直して、その直しを公開側にも届けられるようになります。あわせて、つまずいたときの処方箋が手元にそろいます。
やることは3つです。
① 直して、公開しなおす
② 写真をホームページに入れる
③ つまずいたときは、この処方箋
前の章の最後に「公開して終わり、ではありません。むしろ、ここからです」と書きました。その続きです。
公開した日のページが、いちばん下手なページです
がっかりさせるために書いているのではありません。むしろ、いい知らせです。
ページは、絵や彫刻のような「作品」ではありません。育てるものです。お客さまに聞かれたことを足す、言い方を変えてみる、写真を入れ替える——そうやって手を入れるたびに、あなたのページは良くなっていきます。手を入れた分だけ、来月のページは今日のページより良くなっています。
第2章で「ルールは、育てるものです」と書きました。CLAUDE.mdに書くことが、使いながら増えていく、という話です。ページも同じです。公開した日は完成日ではなく、出発点です。だからこの章でいちばん大事なのは、直し方になります。
① 直して、公開しなおす
覚えることは、ひとつだけ
パソコンの中の homepage を直しても、公開されているページは自動では変わりません。手元のフォルダと、公開されている写しは、別のものだからです。
なので、こう覚えてください。
手元で直す → 公開しなおす。ここまででワンセット
覚えるのは、これだけで足ります。公開しなおす作業そのものは、Claudeがやります。
流れは3つ
1. Claudeに直してもらう
第4章で覚えた直しの型5つが、そのまま効きます。見たまま言う・場所を指す・選ばせてもらう・戻す・確かめてもらう。公開したあとでも、やることは何も変わりません。
料金の下に、キャンセルについての一行を足してください
2. 自分の目で見る
claude-work の中の homepage を開いて、index.html をダブルクリックします。ブラウザで開いて、直っているか確かめてください。この時点では、まだ誰にも見えていません。
3. 公開しなおしてもらう
納得できたら、ひとこと頼むだけです。
直したので、公開しなおしてください
少し待つと、公開されているページが新しいものに入れ替わります。URLは同じままです。住所は変わりません。
面倒に見えて、実は逆です
「直すたびにもうひと声かけるのか」と思われたかもしれません。でも、この順番はあなたを守ってくれています。手元のパソコンの中で、何度でも試せるということだからです。色を変えて戻す、文章を書き直す、また戻す——どれだけやっても、公開されているページは静かなままです。そして、納得したものだけを世界に出せます。見せる前に、自分だけの部屋で何度でも着替えられる。そういう仕組みだと思ってください。
② 写真をホームページに入れる
第4章で「写真は第9章で」と後回しにしました。ここで入れます。文字が固まったいまが、いちばん選びやすいタイミングです。
流れは4つ
1. 写真を準備する
スマホで撮った写真を、パソコンに移動します。やり方が分からなければ、Claudeにそのまま聞いてください。
スマホの写真をパソコンに移動する方法を教えてください
2. 写真の保管場所を作ってもらう
写真を homepage フォルダに直接入れることはしません。あそこはClaudeの作業場なので、人の手でファイルを出し入れすると、大事なファイルをうっかり動かしてしまうことがあります。かわりに、写真専用の保管場所をひとつ作ってもらいます。
ホームページで使う写真の保管場所を、claude-workの中に作ってください
Claudeがフォルダを作って、場所を教えてくれます。
3. 写真を保管場所に入れる
移動した写真を、できたフォルダにドラッグして入れます。あなたが手でファイルを入れるのは、この保管場所だけです。
4. 使いたい写真を伝える
下の文をコピーして、【 】の中を自分の言葉で埋めてから送ってください。
写真の保管場所に「【ファイル名】」という写真を入れました。
ページの【どこ】に使ってください。
ページが重くならないように、写真は軽くしてから使ってください。
ファイル名は、フォルダの中に表示されているとおりに書けば大丈夫です。「どこ」は「いちばん上」「わたしの紹介のところ」といった言い方で通じます。ページで使えるようにする作業は、Claudeがやります。
差し替えたくなったら
同じやり方です。新しい写真を保管場所に入れて、こう頼みます。
いちばん上の写真を、「【新しいファイル名】」に差し替えてください
そして——公開しなおすのを忘れずに。写真を入れても、①をやるまで公開されているページは前のままです。
③ つまずいたときは、この処方箋
ここからは、よくある「あれ?」を集めました。症状と、そのまま言えばいい言葉の形で並べています。困ったときに、この章に戻ってきてください。
直したのに、公開ページが変わっていない
いちばん多いのが、これです。まず、「公開しなおしてください」と頼んだかどうかを思い出してください。頼んでいなければ、それだけの話です。頼んだのに変わらないときは、ページを開いたまま F5キー を押してください。前に見た状態がブラウザに残っているだけ、ということがよくあります。
英語の画面や、意味の分からない表示が出た
合言葉です。
(その画面のスクショを貼って)これはどういう意味ですか
第1章から何度も出てきたこれが、いちばん出番の多い処方箋です。読めない画面は、あなたが止まる理由になりません。
話がかみ合わなくなった・直しがぐちゃぐちゃになった
新しい会話を始めて、仕切り直してください。ボタンの場所が分からなければ、画面をスクショして「新しい会話はどこから始めますか」と聞けば教えてくれます。会話を替えても、失われるものはありません。材料の 売りものメモ.md も、作ったページも、フォルダの中にそのまま残っています。第4章で「材料があるかぎり何度でも作り直せる」と書いたのと、同じ理屈です。
フォームの通知が来ない
第5章の「うまくいかないときは」に戻ってください。ほとんどの場合、迷惑メールのフォルダに入っているか、通知の設定が入っていないかのどちらかです。自分あてにテスト申込をもう一度送ってみると、どちらなのかが分かります。
ページが真っ白になった・消えた気がする
慌てなくて大丈夫です。元のファイルは、あなたのパソコンの claude-work の中の homepage に残っています。
まずそこを開いて、index.html をダブルクリックしてみてください。ちゃんと見えるなら、公開しなおしてもらえば公開側も戻ります。見当たらないときは、こう聞いてください。
homepageフォルダの中身を確認してください
何が起きているのか、そもそも分からない
いちばん大事な処方箋です。状況を説明しようとしなくて構いません。
見えている画面をスクショして、こう送ってください。
こうなっています。どうすればいいですか
説明する言葉は、Claudeのほうが探してくれます。「うまく言えないから聞けない」が、いちばんもったいないところです。
6つに、共通していること
もう気づかれたかもしれません。6つとも、最後は同じところへ帰ってきます。
画面をスクショして、Claudeに聞く
第1章で覚えた合言葉です。つまりあなたは、この章を読む前から、つまずいたときの対処法をもう知っていたことになります。この章がしたのは、「その合言葉は、こういう場面でも使っていいんですよ」と並べてみせただけです。
困る → 聞く → 直る。これが、ページを育てていく回し方です。道具が新しくなっても、画面が変わっても、この回し方は変わりません。
この章のチェックリスト
全部にチェックが入ったら、第10章へ。
手を動かす章は、これで終わりです。受け皿は立ち上がり、直し方も、つまずいたときの帰り道も、あなたの手元にそろいました。
最後の第10章で、ここまでを振り返って締めくくります。